黒姫高原
10月6日(木)
1泊2日の旅に出ました。
「ヴィラデスト ワイナリーと黒姫高原」「黒姫アファンの森」、どちらも予てから行きたかった場所で 東京からのバスツアーなんです。私は途中で合流させてもらいました。(上野集合8:00には北陸新幹線始発で行っても間に合わないので)
前夜 5日の晩は台風18号が石川県地方を温帯低気圧に!観測史上1位となる最大f瞬間風速43.4m
というニュースです。あのドーン・バーンという突風の音は私の耳にも 身震いするものでした。早朝 庭の倒れた草木を起こし 吹き荒れた落ち葉を掃き 6:13発のはくたか始発に フーフーハーハーの大息で どうにか間に合いました。
空はどこまでも灰色・鉛色・ダークグレー・「上越妙高」あたりの山合が ようやく明るくなってきて
大きなニジが!! 車窓のすぐそば 幅もこんなに広く 七色シンフォニー。 こんな立派な虹に遭遇するのは はじめてだわ と カメラを取り出すも 間に合わず 新幹線はハヤーイ。
脳裡にしっかり印象 つけておこう・・・。
「上田」で下車、今年の大河ドラマ「真田丸」の上田城址へと歩く。
真田神社
真田幸村公が 祀ってあります
お堀の高台には こんな大きな柿の木が
上田にきて もう一つ見ていこう・・・ 「柳町」。
バス停は「木町」で降り すぐに石畳が敷いてある通りに入ります。
旧北國街道ということであり その昔 参勤交代の大名(加賀百万石など)や佐渡金山の金の通路として また 庶民の善光寺参りの参道として 大変賑わったそうです。
今は,
300mほどしかないこの通りには 古い町家や味噌醸造家屋が保存されてあるの ですが。
まだ9:30だから か ひっそりとしていました。
上田駅に戻り そこからタクシーで「ヴィラデスト ワイナーリー」に向かいます。
バスの便がなく 初老の運転手さんは道中 親身にガイドしてくれました。(¥4.000)
ブドウ園やクルミの木やクリの木 リンゴ畑と続く のどかな農場が広がります。
さらに 上っていきます。
「ヴィラデストワイナリーファーム&ワイナリー」(長野県東御市和 とうみし かのう)
に着きました。
「 ワ~ ステキなところ ❢ 」
ここで12:00に ツアーの皆さんと待ち合わせすることにしています。
それまでに1時間半は たっぷりあるので この素晴らしいガーデンとブドウ園を足の向くままに
心ゆくまで散策できるー ^^♪
受付に行くと 「〇〇さん 伺っております」と 😊 ちゃんと連絡してくださっていたんだ!
レストランではスタッフが庭の花を飾ったりセッテングに忙しそう
それでもニコニコ迎えてくれ すがすがしいです。
ワイナリーファームが見渡せます
花のガーデン 入って見ます
振り向くと さっきのレストランが見えます
ここで
朝の農園みまわり?からの帰途でしょうか 玉村豊男さんが下方から上がっていらっしゃいました。
歩み寄って会釈しましたら
「こんにちわ!今日は晴れてよかったですね( ^ω^)・・・」と。
私は「はい ありがとうございます」とかなんとか言うのがやっと。
恐れ多くて 何も言えねえ です。
予期せぬ偶然ってあるんだ・・・
ここの農園主でもあり 著名な画家でありエッセイスト 作家であります。
今から5年前、もっと前だったか 金沢のデパートで個展をされた時、絵皿を買ったりして
サインを貰った 記憶が甦ります。
歩き廻って 少々 否 だいぶ疲れたので庭の椅子に腰掛けたら そのテーブルに
トンボが飛んできて 止まりました。どんなにカメラを近ずけても 逃げません。
しっぽを上げてこのポーズ 披露してくれましたね。
カフェの前でツアーの皆さんを待ちます
農園の若い職員がワイナリーファームを案内してくれました。
これを収穫してワインを作ります と
左の建物内で 美味しいワインが醸造されています
ランチタイムになりました
主菜から「信州豚のシードル煮と自家製ソーセージ」。 前日に チョイス済み
しまってあったのを 出してみました
黒姫高原へ向かいます
パノラマリフトに乗って 100万本といわれるコスモスを見るつもりが この霧雨です。
展望台からは野尻湖が眺望できる素晴らしい景観(晴れていれば)なのだそうですが
生憎の空模様、4時過ぎだというのにこの暗さ!
上に行くほどに 一寸先も見えない闇です! 寒さも加わり 恐怖のモヤモヤ空間でした。
リフト終点で即 乗換 降りてきました。
戻ってきて すぐ近くの場所に 「ダリア園」がありました。
見頃の花なのに 寒い雨に打たれてみんな 下向いています。
しかしながら この霧雨の靄の中の 山の風景って なんとも言わせぬ 幻想神域だと思いました。
今夜のお宿 ホテル エル・ボスコに着きました。
ロビーは3階です 野尻湖がみえます。
6:30 レストラン(2階)で夕食
レストランの照明が幻想的に暗闇の外を照らしています。
席に着いた側の窓は 宇宙の夜空を見ているような
凄いデザインアークでしたが撮りひかえる
10月7日(金)
この部屋は面白い作りです。
ドアを開けるとすぐ 階段を下りるようになっていて
その中段右側に 洗面所とバスルームがあります。
1階をさらに下りるといいう感じ 眼下の野尻湖の向こうは黒姫山 かなぁ
朝食を終えてから ボスコの小径・水辺の誘い径を 散策
小径にもキノコが生えています。雨後の筍のように
吾もワレモコウ
エルボスコを後にして
黒姫アファンの森に向かいます
途中 「道の駅しなの」に寄りました。
信濃町の 採りたて農産物が 豊富に売られています。
皆さん「ナイヤガラ」・黄緑色のブドウを手にしていらっしゃるので
聞くと「香りがいいのよっ」 嗅いでみて納得 ブドウ独特の芳醇な
香りが半端なく漂っているのです。産地の完熟 そして安い。
昔 よく食べたような気がします。そう 巨峰が出る前に。
帰宅して 食べると とても甘い!
香りも抜群 種のところは初恋の味
「道の駅しなの」の駐車場からは 北信五岳(左から飯綱山・黒姫山・妙高山・斑尾山)の大パノラマを眺望できました。今日もいい天気
黒姫アファンの森 入口に 着きました。
履いてきた靴を消毒して 中に入ります。
ここは通常 非公開の森で 個人では入ることができません。
昨日までの長雨でここにもキノコ
これは珍しーい! 絵になるキノコ
向こうに鮮やかな青系の蝶が
あっ ここにも
今朝 小径を一緒に散策した いとうさん(油絵を長く描いているという)、
「これ いいわよ」
ここで雨宿りできるし バーベキューも?
森から流れる雨水をここ掘ってためた池だそうです。
トリカブト: 花も葉も茎も根も ぜんぶ有毒といわれました。
アファンの森のセンター
スクリーンで「アファンの森」の歴史を聞く
日本の荘厳なブナの森が その後 荒廃した姿を見て
C.W.ニコルさんが長い年月をかけて森の生態系回復に取り組み
現在の生命に満ち溢れた森にしたのです
配達された「かぁちゃんの弁当」
お昼からも森の中を案内してもらいます
大きな「スズメバチ」の巣
スズメバチが飛んできても「手で払ったりしたら 攻撃されたと勘違いして危ないので
そのまま じっとしてると どこかへ飛んでいきます」 と
山椒の実は 赤くなって黒くなって落ちる
フクロウの巣箱
ピンクリボンで目印 ブナの苗木
テント 遊び場
池に一輪
アファンの森を出たところで
送迎車がまっていてくれました。
ホテル・エルボスコのサービスです。
私一人のために「ホントに有難うございます」
北しなの線「黒姫駅」」
長野ゆきが行ってしまったところです。
次は50分後。 駅の中に新鮮な農産物が売られています
「お買い求めは駅員まで」と書いてありました。
リュックを背負って 帰りは両手に荷物 だから
疲れますが 旅はたのしいです。
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