奄美大島
6月3日(月)
奄美大島は 梅雨入りが早くて 5月中旬から雨が多くなり6月下旬早々に明けるそうです。
梅雨まっただ中に、行くものかなぁと思わないでもなかったのですが 晴れ女を期待して
と言うよりも、この時期オフシーズンらしく 飛行機もリーズナブルに設定されていた。
という事で
小松空港を09:25出発 羽田で乗り換え 12:05発、奄美大島着陸14:20。
奄美大島空港から
名瀬(奄美市街)ウエストコート前行きリムジンバスに乗ります。
途中 「奄美パーク」で降車してみました。
少し高台にある広い敷地内に「田中一村記念美術館」があります。
建物の中庭が池になっていて清々しいです。
田中一村は
昭和33年50歳で奄美大島に移住、絵描きとして清貧で孤高な生き方を通した
奄美パークの展望台からは 遠景全体が見渡せて壮観です。
小雨が降っていたので 海は霞がかかって…
6月4日(火)
天気予報は雨だったのですが 朝、カーテンを開けて外を見ると 一滴の雨跡もありません。
今日は晴れるかも と 気をよくしていました 。
午前の予定は
「奄美認定エコツアー」に予約しておいた「金作原探検コース」です。
09:00に ホテル前にワゴン車が迎えに来てくれるので便利でした。
原生林が生い茂る 車が一台やっと通れる山道を上っていきます。
名瀬市街から 走行約1時間
原生林に 入って歩いていきます。ここは標高300~400mの山中。
道端の沢に 小さな山椒魚が何匹もいました。
手つけずの 奄美の原生林「金作原:きんさくばる」は世界自然遺産推進地
見上げると わぁ・・・ すごーい! 「ヒカゲヒゴ」 幻想的です。
シダの葉先には 透き通る水玉
小枝が自然に剥がれ落ちた後の 幹の文様が 美しいです。
雨が上がった時に ばっと 小鳥たちが飛び立っていきます。
奄美にしかいないという 瑠璃カケスも そうでした。
声はすれども 姿は見えず
「こんな鳥も( ^ω^)います」ガイド持参のタブレットで
スコールのような大雨の中の散策でしたが
ガイドさんがおっしゃいます。
「どの季節が好いですか とよく聞かれるのですが 私は雨の季節がいい
と思っています。花も綺麗に咲きますし…」 {ほう そうなんだぁ}
ホテルに戻り 軽い昼食とって 午後は
「大和村:やまとそん」まで行ってみようと思った。
大和村住民と観光客のために 大和村~名瀬市街を
村営のバスが無料で運営しています、が本数は少ない
「国直:くになお」バス停で降りました。
最初のフクギ並木、薄暗い小道だったので恐る恐る歩いていきますと
海岸にでました!
あー 雨が降ってきた… 。しかし 眺めは素晴らしい浜辺です
浜から右手のフクギ並木のトンネル の先に
「カフェ」があり、雨宿り兼ねて入りました。
奄美のスモモ 生産量は 日本一とか、
そのジャムかけアイスクリームを食べているうちに
晴れてきたので また シマ(村落)の中を散策する。
フクギ並木のトンネルを抜け シマ(村落)の中を歩く。
「この福木は村の防火のために 昔の人が植えたんだって」
「防風じゃなくて…」と オカミさんが教えてくださった。
村の畑の付近に 色んな ヤドカリがいて その動きがおもしろい
国直海岸は サンゴが砕けて出来た 白い砂浜である
夕方に 晴れている時は、
地平線の向こう(東シナ海)に沈む夕日が
「絶景サンセット」となるスポットでもある。
名瀬行きの 最終バスが 15:53 と早いので
サンセットが見れなかった。せっかく晴れたのに。
6月5日(水)
朝から青空が広がってきました。
天気予報どおりです。
「高千穂神社」に行ってみました
奄美大島は 昔、琉球の統治下にあったが、
明治になってこの神社の祭紀も大和式に‥
拝殿は 3か所の石段を上って行った所。
ホテルに戻ってきて 荷物を受け取り
ウエストコート前から 空港行きのバスに乗る。
途中、「大島紬村」 バス停で降りました。
右手、鬱蒼と茂る道に入って行くのです
民家などがなくて心細くなりましたが
過ぎると開拓地のような広がりです。
徒歩 10分は かかりました。
奄美大島といえば 「大島紬」です。
母の時代は いつもの普段着でした。
今はもう 高級な 伝統工芸品です。
10 いくつもの工程を経て やっと その絹糸で織り上げるのですね
白いTシャツを 「泥染め」させてもらいました。
私がやったことといえば
シャリンバイ(バラ科)の染汁をガス火にかけて その中にTシャツ入れて
5~10分かきまわす。それだけに留めさせてもらい。泥田にもはいらず。
本場 大島紬の作業現場を見学
大変な技術を要する仕事 だと思う
1万5千坪の敷地は 自然に囲まれた亜熱帯植物の庭園になっています。
帰り道で「琉璃カケス」が目の前を バーっと茂みに隠れたのを見たし、
黒い「アサギマダラ」の蝶が ヒラヒラ飛んでいくのも見ました。
空港に着いてから
もう一箇所 何としても見たいところがあった。
フライト時間を考えると、1時間半しか余裕がなく
路線バスで行っていては 間に合わなーい ので
タクシーのドライバーに 交渉する。
素晴らしーい。
広々と芝生で整地した 丘の上。
太平洋が一望に見渡せる 「あやまる岬」
あー 来てよかった
満足して
空港に戻る道すがら
左手 「土盛海岸へ」の小看板を指して 運転手が
「ここ 見ないのですか」「あ!ここ ここ 行って下さい」
草が生い茂る小道に曲がっていくと
空き地があって そこに駐車。
ええっ こんなぁ と前方を見ると
わぁああ・・・息をのみました。
何という きれいな青色なんでしょう
奄美の中でも トップクラスの美しい海の色なんだそう。
この美しく澄んだ青は 「ブルーエンジェル」と呼ばれている。
ブルーグラデーション
沖縄や宮古島の海水浴場も 水は透き通って きれいだったけれど
今は、土盛海岸の「ブルーエンジェル」に感嘆しきりであります。
スポンサーサイト