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「 西なびグリーンパス」をつかって


「JR西日本 全線5日間乗り放題」の切符を買うと、JRの駅ならどこで乗っても降りても自由自在という。

グリーン車 指定席も 8回までOK 予約できるのである。以前から興味があって、計画を立ててみました。
この3月 傘寿の誕生日を終え 夫の1周忌法要を終え コロナ蔓延防止期間を終えて 旅に出ることにしました。

3月22日(火)
 金沢発 07:15の「サンダーバード」に乗り 新大阪で乗り換え 新幹線「のぞみ」で博多駅 12:51着。

すぐに コインロッカーを探すが、あっちもこっちも「ただ今、空きがありまセン」と表示されている。
人口も大きいが 観光客も多い福岡の主幹駅である。やっと見つけて リュックを入れて、バスの乗り場へ急ぐ。


博多湾をフェリーで「能古島」に行きます。
朝から ズーッと 本州は雨だったので 
 車窓からの 空が心配でならなかった。
晴れてよかった。

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姪浜渡船場からフェリーで 10分 能古島(のこのしま)に着きました。
船から降りて左方向 バス停から「アイランドパーク行き」 に乗ります。

 

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桜はまだ蕾だったけれど いろんな花が植えられてあり 
きれいな場所です。

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 高低差のある 広大な公園には 兎や山羊など小動物も飼育されています。
 あちこちの 植物を愛でながらも時間を気にしながら いそぎあしで周遊。
しかし
間に合うかも と思った帰りのバスが 目の前で発車!行ってしまった。
「しようがないなぁ」そこの土産店で待っていると 出口の方で大声がする。
「タクシーだけど 1,100円で行くよー。 あのバスと同じ船に乗れるよっ」

ということで、

時間に余裕でき、姪浜駅から地下鉄で「大濠公園」に寄ることができた。


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静かで きれいな大濠です!
もう40年も前になるけれど
福岡の友に案内してもらった所だけれど 記憶に薄ーい。
ここも 時代と共に整備 変遷してきているのだろう。
浮見堂、そうだ 中国浙江省の「西湖」を思い出した。



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博多のお寿司たべてみた。
鯛のあら汁 おいしかった。


3月23日(水)

「福岡の天神さま」を もう一度、参拝しておこうと思いました。

博多バスターミナルから「太宰府天満宮」への 直通バスがあります。
途中 福岡空港に寄っていきますが 45分くらいで着きました。

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   参道は広くて  建ち並ぶお店も立派で 帰りに立ち寄ろうか


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「心字池」の中に 赤い「太鼓橋」
  一つのぼり 二つめ登り さらに三つ目あった!


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「楼門」に入り 太宰府天満宮「本殿」にて お参りする。

天神さま(菅原道真公)をお祀りする全国1,200社の総本宮
「学問・至誠・厄除け」の神様として崇敬を集めています。


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「飛梅」、とびうめは 太宰府天満宮の神木です。
本殿の左近(向かって右手)に3株植えられてある白梅。
 道真公が 平安京時代に和歌に詠んで 愛でた梅の花が、 
左遷された菅公を慕って 一夜にして飛んできて根付いた
と いわれています。

花の見頃は 2月上旬で、 今はもう終わっていました。




「天開稲荷社」へいってみます。


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宝物殿を拝観 出てから、左手 すぐ左に曲がると「如水の井戸」があり

さらに山手に上がっていくと

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「あった!ここから行くのかな…」


しかし 行けども行けども

 
I本宮稲荷神社_Moment  I本宮稲荷神社_Moment(2)

 こんな感じ。 

雨も降り出し、カバンからポンチョ取り出して被る。
さっき 追い越していった男子グループの姿はもうない。
 
経過1時間?そんなことは無いけど、やっと赤い鳥居を見つけて安堵した。


「天開稲荷社」は
京都の伏見稲荷大社の神様がいらしゃるそうです。
「十二支鈴参り」といい、自分の千支の鈴・紐を振り、
大鈴をならして 参拝します。



振り返ると
下からの階段がありました。
山側の遠い道のりを歩いてきた自分が おかしかった。


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気を取り直して 「奥の院」いってみます。

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石段を12段ほど上ったか すぐのところ に
大きな石の洞穴があり 拝殿が。これが奥の院!

パワースポットであるということを すっかり忘れていました。
 
 
鳥居を降りてきて

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本来ならば 
本殿の横道を行き「お石茶屋」の前を通って上がっていくと
 最初の鳥居がみえてくるので こちらが近道だったのです。

しかし まあ 「この苦行も ヨシとしよう



太宰府参道に「梅ヶ枝餅」のお店が いくつもありました。
焼きたてを食べてみようと 行列に並びます。

小豆餡入りの餅、本当に美味しかったです。
行列には 並んでみるべし。

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「スターバックス」は 店内の奥行きが長く
その天井の 木組み(隈 健吾設計)も、 ワンダーフル。

  
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3月24日(木)

山口県の日本海側にある「角島大橋(つのしまおおはし)」と
「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」に行きます。

博多駅 07:07発の新幹線で07:35 新下関着、 乗り換えで 07:41発 JR山陰本線(下関行)に乗る。

そのホームまでの距離が長くて 若い人でも急いでいた。ハーハー言いながら階段を降りて
 乗った と 同時に発車した。間一髪で乗れて よかったが、なんだかという気分であった。

07:44着 幡生(はたぶ)駅ホームに降り、階段上って線路の上空を渡り 
また降りて 3番のりばに。
昔懐かしい様式と 旧式依然としている状態に、改善のお話はないのでしょうか。

08:10発 小串行きに乗り 08:47小串駅着。
ここで何と! 次の電車(長門ゆき)がくるまで 73分!もの 
待ち時間があるのだ。これが JR山陰本線!






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 本数も少なく レトロな駅舎は ここも無人駅になっている。

時間あったので、 近くの食堂にはいる。
 女性店主「日本海 すぐそこよっ」
と教えてもらって 行ってみる。

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そうこうして
10:01発 長門行きに乗り 10:47 阿川駅で降りる。
駅前のバス停から(島戸行き)に。
11:19「ホテル西長門リゾート入り口」で降り 
下り道を5分くらい歩くと あった!

「角島大橋」。

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 「ワー きれい! 沖縄の海みたい」おもわず声がでた。
「えっ 沖縄いかれたんですかぁ?」となりにいた若いカップルが叫んだ
このあと
路線バスで橋を渡り 角島に入った。大きな灯台などあり 道路も整備されていて
美しい島である。垣間見る民家も庭も豊かな感じであった。
時間あったら この島をゆっくり散策したかった と思う。



ここで
このバスは 阿川駅前行きに かわります。
途中「JR特牛(こっとい)駅」の前で降りました。



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山里の無人駅です。
ホームは駅舎から石段上った 高いところ。
のどかな高原駅には 誰もいませんでした。



JR人丸駅 で降りましたが、こちらは路線バスが無い所なので
 駅前で待っていたタクシーに「元乃隅神社までお願いします。」

道すがら
「ここは ほんの数年前は人の来ないところだったんですよ。
Webで知られるようになって 山道の車の渋滞が酷くなったもんだから
道路を広くしたんです。観光客もこうして行けるようになったんですよー」
とのことでした。 15分くらいで到着。


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想像していたより 風光明媚な場所でした。
長ーい鳥居です。
海の側から 止り止まりしながら 上がっていきます。





3月25日(金)

今日も晴れてよかった。
「青海島クルーズ」いきます。


湯谷湾温泉(ゆやわんおんせん)の最寄り駅は JR山陰本線「根上(ねかみ)」

やはり 無人駅ですが、周りは広々とし 見晴らしいい田園地帯 、
きれいに清掃されてあって 気持ちの良い 椅子だけある 駅でした。


07:17 「長門市行」の 赤い電車(一両)がやってきました。

とってもローカル

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 乗っていた高校生たちも 
長門市駅で みんな降りました。



 駅前のバス停から「センザキッチン」道の駅 のある 終点までいきます。
そこに 観光船 のりばが あり、
受付嬢が「予約便より 一つ早い船でも 大丈夫ですよっ!」
即答、「それにします。」

08:40 「青海島(おおみじま) クルーズ」始まりです。
「1周コース」 1時間半の所要。


北長門国定公園、青海島の沿岸は
日本海の荒波による洞門や断崖絶壁、石柱など奇岩が立ち並び
「海上アルプス」と呼ばれている所です。

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屏風岩
流紋岩マグマが地下から板のような通路に沿って上昇してきたもの。

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白旗岩
地下の花崗岩マグマが 割れ目に沿って
地下から上昇してきた細粒花こう岩 の岩脈。

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大門

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 仏岩
手を合わせれば 諸々の願いを叶えてくれる そうです。

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乗客は1人だったので 貸し切り状態 🎵
しかし 広い海の中だと思ったら 恐怖感が走ります。

青海島


「あの 洞窟に入っていきますよー」後ろの方でマイクの声がする。
青く透き通った水 海底がすごい。  神秘。

洞窟から出るところ



幕岩
マグマ混合絵巻物:地下の深い所で「白いマグマに黒いマグマが入り込み、
両者は混ざり合わなかった そのためにこのような模様になった」 と。


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それにしても、人間が描いた いろんな動物たち に見えます。
不思議です。
自然が織りなした 芸術品。 たしかに。
   



朝一番の「クルーズ」の お陰で、1時間余裕が出来ました。

「歩いて10分くらいの 仙崎駅前の通りをまっすぐに行くと
「金子みすゞ記念館」があるので どうぞ」といわれて行ってみる。

ここ仙崎で生まれ育った大正・昭和の童謡詩人の生家と荘厳な歴史記念館。
興味あったので もう少し ここで ゆっくりしたかった けれど。
 電車の時間が、気になった。



仙崎駅12:35発のローカル線で 厚狭(あさ)駅終点までいきます。

この JR美弥線は 名前すら知らなかったけれど 
山里の風情 乗り降りする人々を眺めていると
「1時間11分」が 
何の苦もなく 過ぎていきました。


厚狭駅で新幹線に乗り換え 14:54 広島に到着。


市内を走る路面電車が すばらしいです。

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広島には 何回か きたのですが
原爆ドームの前に立ったのは これが初めてである。

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             相生橋から            平和記念公園から 
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平和記念公園の桜は、咲き始めでした。

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元安川に こんな階段が。

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「ハノーバー庭園」に行ってみました。
広島はドイツ・ハノーバーと姉妹都市

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       前方の川縁の「桜が満開ならなぁ」      ライトアップされていた 原爆ドーム
         いやいや 牡蠣料理は美味


3月26日(土)

朝から雨です が、
「錦帯(きんたいきょう)」と「岩国城(いわくにじょう)」に行きます。

広島駅から新幹線で新岩国駅に着きました。コインロッカーに荷物入れているうちに
バスが出てしまっていた。そこで大阪からのご夫婦とタクシー相乗りで錦帯橋に着く。






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大降りの雨でしたから、この丸い橋(4つもあります)の上り下りには 気を遣いました。
遠くに見える「岩国城」を目指し、滑らないように そろりそろりと。
 
渡り終えると
城下町、 岩国の史跡があり いろんな館に入って見ることが出来ます。

岩国城へは
ロープウェイで山上まで行き、そこから山道を徒歩15分。
やっと着きました。


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素朴な 城内の4階
天守の展望台からの 外界は、 もう雲海でした。



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晴れていれば 錦帯橋・城下・瀬戸内海の眺望まで楽しめたのにー。



雨に煙る 錦帯橋(ロープウェイ 山上から)

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岩国城
広島県との 県境にあるのですねぇ。
戦国時代、毛利元就の孫である吉川広家が築城した山城 という。


今回も 行ってみて初めて知った事が 多い旅でした。





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