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鎌倉・横須賀・城ヶ島 

二つちがいの弟の1周忌を終えた日、八つちがいの弟が横須賀に帰るとき 「また  横浜に
遊びに来られ……」と言った。 折角のお言葉を 無にしてはいけなーい とかなんとか 
その気になって また 旅の計画 たてました。

9月15日(木)
朝6:30に家を出て、新幹線で東京駅 乗換えて東海道本線大船駅、そこで横須賀線に乗換え
北鎌倉駅で途中下車した。(11:00)
鎌倉に来たのは 20年ぶりかなぁ。妹とあちこち観光した思い出があるけれど
北鎌倉には寄ってないので 今回、この山の手の寺院も訪ねてみることにしました。

降り立った 北鎌倉の駅は 
 何か 懐かしい 昔を彷彿とさせる所でした。
電車を降りた途端に チンチン チンチンと遮断機が鳴っている。
人々の歩みも ゆったりとしたもので、先を勢ではいけませんと言うような。

遮断機の歩道を渡り エレベーターで1階に、とは言っても半階くらいで
駅の表に出ました。ロッカーに荷物を入れて 先ずは身軽になる。
駅前の右手に「鳩サブレー」のお店に目がとまる。後で買って帰ろう。

左手に ん?

IMG_3634_Moment (2)  鶴岡八幡宮, 16日「流鏑馬神事」の上に白紙が貼ってある! 
直ぐ、弟にLINEする。「今朝 鎌倉の市役所いったら 中止………」になったと。
コロナ禍で 3年ぶりの開催を発表した3月に すでに指定席が満席。といっていたから
ガックリした人 多いだろうに…………。なんで?


駅前の車道を左に歩いて すぐ左方向に「円覚寺」がありました。

鎌倉時代後半、時の執権 北条時宗が 中国より招いた無学祖元禅師により
開山。室町時代には日本の禅の中心的存在となり 五山文学や
室町文化に大きな影響を与えた ということです。

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横須賀線の遮断歩道わたり、石段を上って行きます。
(駅のホーム 降りたところから 直通で歩いた方が近道だった)

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山門を上がっていくと 仏殿 更に上がって 「方丈」があります。
方丈は、住職が居住する建物のことですが 現在は各種法要や座禅会
など多目的に 使われています。


車道に戻り、左に歩いて5分 右側 上方に 「東慶寺」がありました。

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左のカフェで 一休み 喉ごし したかったのですが。
石段を上ります。上がったところを 更に行くのですが
そこに貼ってある白い紙を読む。「撮影禁止 保全のため」
おります。

車道に戻ってきたところで、バイクに乗った女性が 綺麗な花束を
もって降りたので 話しかけたら 「父の45回忌で…」お供えしにきた
とのこと。 同じ年代でもあってか 話がよーく通じた。

「すぐの踏切を渡って左手の道に入っていくと 「明月院」あります」と
教えてもらったのに、看板が目に入らず どんどん歩いて  いってしまった。
向こうから来た 母娘ずれに訪ねると 親切に「途中までご一緒しましょ」。

「明月院通り」の道を行くと 左手に「葉 祥明美術館」があった。 
葉画家の原画を 沢山みることができる。 よかったです。

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「明月院」に入ります。

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石作りの 兎と亀が。


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この左方向に 北条時頼公のお墓があります。

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桂橋 上がっていく。


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右上方に 秋海棠が綺麗に咲いていた

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           IMG_2951_20220924213343029.jpg 戻って

            更に 「山門」に上っていきます。     


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左側上方に 「開山堂」があって

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「明月院やぐら」があり
この背後には 凄い岩壁が聳えていて、その眺めにも感動します。


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 白いオニユリ? 笹の葉の中に 一輪だけで。  

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赤萩に 黄色い小蝶が 元気に舞っていた。

開山堂の前方、 石段を降りていくと 
「方丈」がありました。

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本堂の 「後庭園」 が 見えます


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もみじの木々が見える。 紅葉の季節もいいだろうね、 また来たいなぁ。
夏には花菖蒲が咲いて  見ものだったろう にね。


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手入れの行き届いた 「枯山水庭園」

少々 歩き疲れてきたので、ここらで下山します。

   途中で見つけた食事処で 遅いランチとる。北鎌倉から鎌倉駅まで電車に乗る。
   駅から3分 という 新しいホテルには予定より早く 15:45 チエックイン。
   弟から電話あり、夕食 迎えに来てくれる。みずいらずの外食を楽しむ。

9月16日(金) 晴れ
流鏑馬神事(やぶさめしんじ)が中止になったもんで、予定を少し変更。
朝食は ゆっくり ゆったり遅め、 待ち合わせ時間も 9:30に。

賑やかな「小町通り」を歩いて
左奥に入った所に「鏑木清方美術館」がありました。
渡辺省亭生誕170年記念
「鏑木清方と渡辺省亭」
江戸画人の水脈 というのが展示タイトルであった。
 明治時代に、挿絵画家から美人画の大家になった 鏑木清方は、
渡辺省亭の卓越した筆致と美しい色彩(面相筆で 少しの澱みも無くスーッと
引く線版画)に 若いときから魅せられていたのだ という。
 

鏑木清方美術館


この日は 気温が少し下がっていて 連日のような猛暑では無かったけれど
姉の歩き様をみて 弟が「人力車に乗って 回ろうか・・・」と言ってくれた。

きれいに日焼け下した車夫は 好青年で ハキハキとしていた。 
この暑いを物ともせず、軽快に走りながら 鎌倉をガイドしてくれる。
歴史にも詳しく「へえー  そうなんですか………」を連発するばかり。
大通りも狭い道も うしろから来る車に配慮しながら走る。
プロだなぁ。お陰で 鶴岡八幡宮の周りを 
楽ちんに みてまわれました。

人力車で


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鶴岡八幡宮 右手 東南に「大蔵幕府跡」
源頼朝が住んでいた屋敷跡が、現在は清泉小学校などに。

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「白旗神社」の横 奥の方に 狭めの石段があります。
「源頼朝、享年53歳に因んで 墓までの石段は 53に作られた……」 
というので、声を潜めて数えてながら上がってみる。ちょうど53段あった。

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この急な石段を上っていった場所に
源頼朝の墓がありました。



             源頼朝の墓            



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背後は 鬱蒼と茂った木々、
「歴史に残る少尉大将軍の墓としては 質素だと思いますが、
頼朝自身 ほんとうは飾らない偉ぶらない人だった…そうです」と
若い人力車夫さんが 話してくれました。



お昼は 「手打ちそば屋」さん みっつけたので 入る。

IMG_2985_2022092620402807d.jpg   IMG_2986_2022092620403147c.jpg


昼食後の「小町通り」は、大勢の観光客で 更に「熱さ」を増していた。


鎌倉駅から「江ノ電」に乗り「江の島」で降りる。

暑いので、駅前でタクシーを探しますが いません。
「エー」と言っているところへ 客を乗せたのが来た。
ラッキーだった。



江の島展望台・シーキャンドルはすごい。


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ここは 「サムエル・コッキング苑」の中にあります。
江の島に着いても、
この展望台の下までくるには、 自力で上って来なければならない。
若い人たちは皆 それも楽しそうだった。けれど。

「エスカー」という 長い ながい、高いところまでエスカレーターで上がる。
屋内展望台から 更には エレベーターで その上の    展望台に出る。



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素晴らしーい!
ぐるっと回って 360度、 東京湾・相模湾 見渡せます。
雲が かかっていなければ 富士山も みられます。

日本の「モンシャン・ミッシェル」かなぁ
ちょっと 違うけど。

帰りは、(降りてくる)エスカレーターはありません。
エレベーターでタワーの下(サムエル・コッキング苑)まで降りて
そこから
 どなた様も歩いて 石段を下り、坂道を降りて 島の入り口に戻ります。





鎌倉駅で、江ノ電を降り 横須賀線に乗換える。

JR横須賀駅
(明治22年、物資輸送を行う官設鉄道の駅として敷設された歴史ある駅)
横須賀軍港の玄関駅であり、現在も駅前の港には 自衛隊の艦船が停泊している。
ここに 降り立ったのは初めて。



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  横須賀駅からは、 歩いて直ぐの所に港(軍港・横須賀湾)があります。


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左側が海上自衛隊、  右側が米国海軍基地






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夕方 6:00   ホテル17階から

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10月17日(土) 晴れ

久しぶりに ぐっすり眠れたし 朝食も進んだ。
セットしてくれた弟に 感謝する。



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朝 6時 横須賀湾を望む




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10:00出発の
「YOKOSUKA軍港めぐり」

9:40には 既に長い行列でした。
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生のガイド(30代男性) 快適な船です。
「……屋上で見物のお客様 風で つけ睫毛など飛ばされないように…」
吹き出しそうになりました。近頃シルバー族にも見受けられる現象を。

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アメリカ側、 黒い頭出した「潜水艦」が停泊しているのが見えます。

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イージス艦だ     皆一斉に 凝視

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横須賀湾内  向こうは太平洋
黒船来航(幕末に ペリーが率いる艦隊・アメリカの船4隻が、右方 浦賀沖に停泊)
翌年、江戸幕府と米国が 日米和親条約を締結 したという歴史的出来事があった。 
 
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ヨーロッパの館の様に見えるのが、元首相・小泉さんのお宅、追浜工場、など…

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6102 「あすか」は、海上自衛隊の試験艦
新しい海の爆弾  見えにくいように船体はグレー、


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404 救難艦「ちよだ」型
作られてから30年以上経つが 今も健在に出動、とのこと。

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白色のは 海上保安庁の船 大っきいです。


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湾をグルッと周遊してきました。
有事に備えて、停泊している日米の艦船の数々。実物を見るのは初めてでした。
今日 寄港している船、明日は いなくて、別の違った船が停泊しているそうです。


昼は 名物「横須賀カレーライス」

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カレーは バイキング形式

今朝 わかっているのに しっかり食べてしまい
昼食は 少量盛りに。折角の会食なのに。
りわこさんに 会えて良かった。




このあと 「城ヶ島」に向かいます。


道路に出て、エレベーターで高層の横断歩道をあるき 反対側に下りる。

横須賀メルキュール






京急本線「汐入」駅で 電車に乗り、三浦半島終着駅「三崎口」で降りる。




ここから 城ヶ島への行き方ですが。
帰りの新幹線の時間を考えて、タクシーのりばで待つのですが 来ないのです。
観光案内所で聞くと「すぐ来るときもあるし、何分で来るとはわからないねぇ」
で、発車間際の路線バスの行列について 乗った。
「都会じゃ 考えられないよなぁ」という。
「金沢だって 流しのタクシー、こなくて、困るときあるよぉ」

バスは三崎漁港 界隈を停車しながら「城ヶ島大橋」を渡り
島の終点「城ヶ島」バス停 で降りることに 相成った。

「2時間弱の観光だね、 あっち行ってみよう」
島の西端になります。

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「磯遊び」ができる所である。 自然がつくった白い岩石は ほんとに美しい。


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この古い鳥居を 上がっていくと 「揖ノ神社」がある。
航海の安全と大漁を祈願するのだと。

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   右上は マグロが美味しい三崎漁港 油壺方向だね。

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灘ヶ崎」これは 自然が 織り成した岩肌。すごい きれい。

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潮風に揺れる 赤褐色

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城ヶ島の 磯に咲く。

「城ヶ島の雨」は 子供の頃からよく聞いた歌。
利休鼠の雨って どんなあめ? 緑がかった灰色?
などと思案しながら 北原白秋の詩に酔いしれていたものである。
時代を経て 当時とは島の情景も変わっている とはいえ
充分に 感じ取られる ひと時でした。


帰ります。



初体験(電車編)
「三崎口」駅は京急電車の駅。JRだとばかり思っていたら「品川まで超特急でいくよ」と
言われ 納得する。山手線に乗換えて 東京駅には 予定していた 1時間半も前に着いた。
で、みどりの窓口へいって「一つ早い新幹線に変更を」お願いし 「かがやき513号」に乗る。
座席について、さっき買ったサラダの夕飯を完食。途端に睡魔が!… 時々「ここはどこ?」と
薄目を開けるのであったが…その内にアナウンスがボンヤリと耳に入った。「次は富山です」
えっ ということは、ここ金沢?( 頭の中は10年前の出来事。友達5人で神戸からの帰り、
「サンダーバード」電車の中、おしゃべり熱中で 金沢到着を 誰一人として気付かず、富山
まで行ってしまい。 夜中の最終鈍行に やっと間にあって 金沢駅に戻った。)
その苦い体験が 頭をよぎったのです。
棚のリュックを 引きずり下ろして 無我夢中で一目散に 降り口へ走りました。
出口の扉がまだ開いていた。今だ とばかりに ホームに飛び降りました。と同時に 
「ここは いつもの金沢じゃない」 と感じたのであるが。
ホームには のっぽな駅員がひとり 電車の発車を見守っていた。
(何で聞かなかった! 間に合ったかもしれないのに。)後の祭りだった。
エレベーターの所に行くと 子供連れの若い夫婦がいた。ここが新幹線の
「長野」駅だということを やっと自確認、我に返った。
1時間も 後の「はくたか」を待っ羽目になって、ガックリしたけれど
元の帰宅時間になっただけ。と  身から出たさびを 慰めているのでありました。
「サンダーバード」も「かがやき・はくたか」も 現在、金沢が終着駅なので
(和倉温泉ゆきもあるが)。安心してネても大丈夫なのである。よく見かけます。





 



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