新穂高・白骨温泉・上高地
5月24日
旅も、計画を立てる段階で、新しい情報がいろいろ出てきて 面白いです。
富山駅前から新穂高ロープウェイまでの特急バスがあるのを 見つけました。
国道41号線を走り 神通峡を眺め 岐阜県神岡の山間を通り奥飛騨温泉郷に入り
延々と続く渓谷沿いの山道を走り、 ロープウエイの乗り場までいきます。
上高地まで行くには いくつかのルートがありますが
さて自分の思いに添うのはどれか と考察。
富山駅前から平湯温泉そして上高地までの「乗り換え乗車券」をセットにすると
何と¥2,800という お得なチケットがあるのです。
2日間の有効期限で片道切符ですから 帰りの平湯温泉・富山駅前間は別に¥2060要ります。
迷わず これを利用することにしました。
神通峡、ここは「富山県漕艇場」になっていて
風光明媚な場所でのボート競技が見ものです。
富山地鉄バスは、高速大型。 路線バスながら快適です。
長距離走行なので 乗客へのサービスなんでしょうね。
今日は平日で お客様は3人で・・・
おや これは なんだろうと思ったら
「神岡鉱山前駅」と書いてありました。
2,006年に廃線になった神岡鉱山鉄道の駅
神岡鉱山沿いを流れる 高原川
奥飛騨温泉郷に入って行きます。蒲田川
あ! 向こうに見えるのは何岳?
「新穂高ロープウェイ」前に着きました。
(新緑と残雪の北アルプスがグルっと見渡せる)
バスは今来た山道を戻り、「平湯温泉バスターミナル」へ。(この路線の終点)
白骨温泉へ行くには さらに 特急松本ゆきに乗り「さわんど」で途中下車し
また別の路線に乗り換えなければならない のであります。
沢渡の「湯の郷公園」にある足湯に浸かりました。バス停まで歩くのがしんどくなり
そこにいたタクシードライバーに交渉する。
白骨の 古き佳き宿に やっと着きました。
白骨温泉は エメラルド乳白色の 源泉かけ流し
プンプン硫黄の匂う いい湯だな と思いました。
5月25日
山深い高所にある白骨温泉から 路線「乗鞍⇒上高地ゆき」バス(沢渡バスターミナル経由)
に乗ります。 乗鞍から乗ってきた人たちで ほぼ満員になりました。
(日に2本しかありませんから 乗り遅れないようにと前日に宿の送迎車をお願いしておく)
上高地に向っています。
2つのトンネルをぬけると
「大正池」が左手に見えてきます。
その前で バスを降りました。
わぁ! 大正池と焼岳
大正池は、大正4年(1915)に焼岳の大噴火によって梓川がせき止められてできた池。
若いころに、初めて上高地に来た時、
大正池は 立ち枯れの木々が もっとあって
山の詫び錆 ものすごく素朴で幻想的であった・・。
と思っていたが
経年に土砂の流出のためか 縮小を続けているという。
エメラルドグリーンの水面は今も変わらない。きれいだ。
大正池と穂高連峰
梓川の水が流れついている側
森から猿が ゾクゾクと出てきて ビックリしました。
石をはぐって 餌を探しているようです。どの猿も
湿原を歩いていくと 清流が。この浅い川の中に 湧水しているところがあって・・・!
田代池から 流れ出ているところ 水は透き通っている!
浅いけれど きれいな水が サラサラ流れている
オシドリ か。 鴨は 田代池がマイホーム? 幸せそう・・・
静かに されど勢いよく流れている池の水 ここ独自の 自然の風景!
どれだけいても見飽きることはなかった・・・。
W・ウェイストン(日本アルプス・上高地を世界に広く紹介)は
「鏡のような沼面は穂高の灰色の断崖と輝く雪を静かに映していた」
と著書に記している。今もなお その通りであります。
白樺と白い花(リンゴの仲間であるコナシ・小梨)が甘く香っています。
湿原から穂高連邦を・・・雪が残っている時期で よかった!
田代橋に向かって歩いていきますと左手に梓川。
大量の清流、 音を立てて流れています。
右手は 湿原
田代橋から上流を見ると ルミエスタが見える
梓川は 穂高橋と田代橋の間に中洲があるんだぁ・・ 合流して大正池に注ぐ。
梓川の右岸 ルミエスタHの前 眺めのいい場所です。
上高地には 天然の温泉はこの場所にある2つのホテルだけなんだそうです。
日帰り温泉できます。11:00から13:00までの時間制限あり
トリカブトも あちこちに自生していました
梓川・左岸の遊歩道をあるいてきました。流れが左に曲がっていくところです。
梓川は大きく湾曲 蛇行して流れています。山の雪解け水が エメラルドの色を呈して清々しいです。
梓川左岸からは 乗鞍岳のトップ 千畳敷?畳平?も・・・見えます
河童橋が見えてきました。
上高地の銀座は 揺れる吊り橋
揺れる河童橋から下流をみると焼岳が
河童橋から上流を見ると明神岳・穂高連邦が
上高地は 過去に何度か行ってはいるが、その度に感じることが異なっている。
年のせいか、これほど自然の素晴らしさ 偉大さをひしひしと感じた時はなかった。
今回は 帰りのバス時間が気にかかり ここらでタイムアウト。
本当は 明神池まで行きたかった。
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