青森・ 奥入瀬渓流 & 八甲田山
9月26日(木)
羽田発の JAL「イケちゃう!東北(東京発)」という お得設定で青森空港に着きました。
ターミナルビルは 今年リニューアル完成したばかりできれいです。
座席が隣同士で話が弾み、ホテルまで乗せて頂いた青森在住のNさん
部屋のカーテンを開けると 「おっ 海が! 陸奥湾?」
すぐに 荷物を置いて外に出る
「アスパム」から左方向にベイエリアを歩く。
左:ワ・ラッセ 右:ベイブリッジ
昔の線路が残されている
メモリアルシップ「八甲田丸」が そこにあった。
昭和53年 札幌から車で帰る際に 青函連絡船に乗った
ような記憶から ちょっと懐かしく中に入ってみることに。
「八甲田丸」船上から 陸奥湾が一望できた。
北海道に行く折に上空から見る陸奥湾、本州最北の美しい地形に
いつも 感嘆の言葉を発して 見おろしていた場所である。
チケットが付いていたので 「ホタテ小屋」にはいってみる。
冷たい水槽に帆立貝がいっぱい入れてあり そこで釣り上げれた個数を
網焼きにして食べれるのである。とれたて新鮮だから おいしかった。
9月27日(金)
今日も朝から天気がいいです。
太平洋側から 日が昇りました。 これで東西南北を確認する。
昨日チエックイン時に もらった「周辺マップ」を見ると
「善知鳥(うとう)神社」へは 2分だと。実際は5分かかった。
昔、青森市は善知鳥村と言われていて
ここが 青森発祥の地となるそうな。
神社の正面入口右に「奥州街道終点記念の碑」の黒御影石に目が留まる。
徳川家康が全国支配のため 江戸・日本橋を起点に各地を結ぶ
5つの街道を整備し始め、2代将軍秀忠の代に基幹街道に定めた
その1つが奥州街道である。そして終着地がここ。不知を知る。
由緒ありそうな と思いながら 参道を歩いていると
後ろから足早に きっちりと参拝していく高校生風男子
それから勤め人らしき男性も。なんと律義な若者と感心。
健康を祈願する。
左奥に「龍神の水」が勢いよく湧き出ていました。
パワースポットらしい
龍神を彷彿とさせる 池の鯉
おやゆびに いつまでも止まっていた赤とんぼ
ホテル前の交差点の角に 鉄のオブジェ、
指先洗ってみる。冷たい水で気持ちよかった。
駅に向かいます
8:55発のシャトルバスで午前は「三内丸山遺跡」観光予定が、
待合室で「十和田湖行き JRバス フリー切符」というのが目に入り
券売機で それを買ってホッとする。と同時にハッとする。
目の前で シャトルバスを見送ってしまったのである。
仕方なく 青森駅で人の行き来を眺めていました。
1時間も。バスの本数が少ないのです。
青森駅の改札口 東口⑪番のりば 9:55発の JRバス
「十和田湖行き」に乗って奥入瀬渓流に向かいます。
バス車窓から
十和田八幡平国立公園・八甲田山連邦が見えてきました。
ここで バスの音声ガイドがあり
「八甲田雪中行軍(せっちゅうこうぐん)遭難事件」は
明治35年1月、日本陸軍歩兵が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう
雪中行軍の途中で 210名中199名死亡という世界最大級の山岳遭難事故
があったのです、あの山です・・・
「萱野茶屋」バス停で8分間停車しました。
ここらあたり一面、見晴らしのいい緑地帯公園が広がっていました。
手作り弁当を持ってきて あの大きな木陰で1日過ごす。最高だろう。
本読んだり 絵描いたり 寝転がったり と言う光景をえがいてみる。
そこから間もなく八甲田ロープウエー山麓駅に
ここでは 乗客が数人ばかり降りました。
城ヶ倉温泉(近くに有名な城ケ倉大橋がある)
酸ヶ湯(すかゆ)温泉(濁り温泉・千人風呂)
木漏れ日のトンネルを走っていきます。
バスは「睡蓮沼」で少し止まりました
。
ここらあたり 高山植物が美しく 紅葉し始めていました。
バイクが追い越していきます。
蔦温泉に5分停車。
大きな銀杏の木が黄葉し始めていまいた。
十和田湖温泉郷から奥入瀬渓流へ
この橋を渡って、奥入瀬渓流に向かいます。
焼山(やけやま)を過ぎると
「石ヶ戸(いしげど)」に着きました。
ここでバスを降りて 渓流沿いの自然道を歩くことしました。
右手振り返ると 「熊出没 ⁉」
画家がここで絵を描いていました そんな感じに画材が置いてある。
馬門岩(まかどいわ)は 十和田湖(上流)にむかって左側、
車道脇に聳え立った大きな岩壁。右下が渓流になっている所。
複雑に切り立った断崖のような 岩石が続いていて すごい。
あの高原の茶屋で買った おおきな「塩鮭おにぎり」
本当に おいしかった。
清流のそばだから
よく歩いたから。
阿修羅の流れ
ここら辺まで来ると、遇う人ごとに「雲井の滝はどこですかぁ」
「すぐそこ すぐそこ‥」皆さんは そう言ってくれるけど
歩き疲れてきたのです。
この橋の横に 歩行者用の木橋があって渡ります。
ここから まだ 30分は歩いた
雲井の滝は 車道の下をくぐって 渓流に合流しているのです。
ここまで ずっと歩いて来て やっとわかった。
奥入瀬渓流は 10年ほど前に ツアーで来たことがあり
そのときは 石ヶ戸あたりを10分ほど散策しただけだった
もう時間だし 帰ろうと思って そこのバス停の時刻表を確認
するが 持参のパンフレットのそれとは 違っていた!
傍にいた他の人も「おかしいねー」
次のバスには 1時間もあるし、
「銚子大滝」まで行くことにする。
「あ~ 来てよかった」
銚子大滝は 奥入瀬渓流で見られる 数ある滝の中では 「ハイライト」
銚子大滝の上、上流はとても静かな流れで 好い場所でした。
青森行き最終便 16:16発で
八甲田ロープウェー駅前に着いたのは17:48
期待していた星は、見えない空でした。
チラホラ灯る 明かりも薄暗くて
バスを降りたとたんに
心細くなった。
9月28日(土)
昨日は、目標歩数1万歩 以上は歩いたので 足がつるのではないかと
心配だったけれど
ここの温泉、多種多様な効能が書いてあった通りに 良く効き
爽やかな 朝をむかえました。
さぁ 初めての 八甲田山へ
山のススキは 殊にきれい
前方はスキー場 ゲレンデ
ロープウェー山麓駅にいきます
樹海の上を ゴンドラ(定員101名)に乗って上がっていきます。
山頂が見えてきました。
ロープウェー山頂公園駅を出ると
うっすらと 岩木山(いわきさん)が見えていました。
高山に咲く花や実は とても愛おしい
左から、赤倉岳1,548m 井戸岳1,550m 大岳1,585m
湿原へ 上がったり下りたりしていきます。八甲田ゴードライン
田茂泡湿原
湿原が 黄金色に輝いていました。
湿原がこんなに美しいものとは! 目をみはるばかりでした。
冬・ 美しい樹氷原になる
赤倉岳、 遠くに青森市街・陸奥湾を眺望できました。
1977年に公開された 映画「八甲田山」の 俳優陣など展示されている。
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